
ピンとこないかもしれませんが、お米は「生鮮食品」です。
生鮮食品ですから、特に梅雨から初秋にかけては、虫やカビの発生に注意が必要です。
殺菌・防虫剤を使用していない当店のお米は、人の体に安全である一方で、保管方法によっては数週間から1か月で虫が発生してしまう可能性があります。
せっかくご購入いただくお米ですから、ベストな状態で召し上がっていただけるよう、お米のトラブルや保管方法についてご紹介したいと思います。

お米に虫が湧いてしまう原因は、主に以下の2つです。
1.
稲刈り前の稲穂や、貯蔵時の玄米に卵が産みつけられ、米袋の中で孵化する
お米にわく虫として最もポピュラーなコクゾウムシという虫は、米粒に穴を開けて卵を産みつけます。産みつけられたお米は割れやすく、選別時や精米時に取り除かれることが多いのですが、100%ではありません。現在の技術では、卵を産み付けられても割れていないお米を精米ラインで除去することは不可能であり、そのための除去機もないのが現状です。
この卵は活発に動ける20℃以上の気温になると約1ヶ月で孵化してしまいます。そのため、未開封の米袋であっても虫が湧くことがあるのです。
2.
米袋の通気穴から、または袋を食い破って侵入する
小さい虫は、米袋の通気穴から袋の中に侵入してしまいます。
嗅覚が非常に優れているため、お米などの穀物の匂いを嗅ぎ分け侵入します。米袋には通気穴を可能な限り小さくしているものもありますが、すべての侵入を防げるわけではありません。
さらに、お米に湧く虫の中には米袋を簡単に食い破って侵入してしまう種類もいます。幼虫は米粒を食べながら数週間から1ヶ月半で成虫になり、また米粒に産卵することを繰り返すので、購入した袋のままで保管しておくのは危険です。
・15℃以下で保存
虫は15℃以下では繁殖できませんので、お米は
野菜室での冷蔵保存がおすすめです。
・密閉容器に入れる
米袋を食い破って侵入する虫もいるため、購入後は密閉できる保存容器(ペットボトルやタッパー、専用容器など)に入れ替えましょう。
虫だけでなく、酸化によって鮮度が落ちるのを抑えることができます。
・1か月以内に食べきる
虫の発生やお米の劣化を防ぐため、購入したお米はなるべく1か月以内に食べきりましょう。
お米は生鮮食品だという意識を持ち、傷みやすいお野菜と同じように考えていただくのが安心です。
お米につく虫は基本的に無害とされていますが、気持ちの良いものではありませんので、発生しないように保管方法には気を付けましょう。
万が一、虫が出てしまったら・・・
虫は光に反応するので、ベランダなど風通しのよい明るい場所で新聞紙を広げると逃げていきます。
それでも残ってしまった虫は、お米を研ぐときに水に浮きますので、その段階で除去することができます。

当店では返品・交換のご連絡の期限を
商品到着後7日以内としております。虫の混入経路にも色々あるように、時間が経ってしまうとトラブルの発生原因がどこにあるのか確定するのが難しくなるためです。
お米以外の全ての商品についても、7日を過ぎてからの返品・交換への対応は出来かねますので、予めご了承ください。

ギフトとしてお米を贈っていただく場合、
なるべく早くお相手の方にお渡しください。
また、オンラインショッピングにて先方のご自宅に直接配送される場合、ご不在でお届けが遅れることのないよう、
ご注文前にご在宅の予定を確認いただけると安心かと思います。
せっかくの贈り物ですので、一番良い状態でお届けできますよう、ご協力いただけますと幸いです。